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PERIODONTAL

歯周病治療

歯周病とは

歯周病菌が口内で増殖し、骨を溶かしたり、歯を抜けさせたりする症状を歯周病と呼びます。歯周病は現代病としても扱われており、決して他人事ではありません。
骨が残っている状態であれば、専門的な治療によって回復や保全を目指せますが、骨が失われている場合は抜歯による処置が必要です。

歯周病になっていると、むし歯を完治させることも難しくなってしまいます。歯の健康を保つためには、歯周病を早期段階で治すことや、そもそも歯周病にならないように予防することがもっとも大切です。

なるべく抜かない治療を

患者さまご自身の歯を残す治療

歯周病は治療可能な病気であり、仮に重度の歯周病に罹患していたとしても抜歯以外の治療法をご提案することも可能です。当院では、なるべく抜歯せずに、患者さまご自身の歯を守る治療を最優先にしています。

現代は入れ歯の精度が高まっているとはいえ、生まれ持った自然の歯には敵いません。レントゲンやCTといった様々な検査を行い、その歯を残せるかどうかを正確に判断し、患者さんの人生にとって適切な治療法をご提案しています。

歯周病の検査方法

歯周ポケット検査

歯周ポケットの深さを知るために「プローブ」という器具を使います。歯周ポケットが深いほど進行度合いも深く、治療法も変わります。

歯の動揺度検査

器具を使って歯をつまみ、動揺度(どれくらい揺れるか)を検査します。動揺度が高いほど歯周病が進行しています。

レントゲン検査

顎の骨の密度を調べるための、レントゲンを用いる検査です。骨の影が薄くなっている場合は骨の吸収が進んでおり、歯周病が進行しています。

唾液検査

わずか5分程度で結果がわかる唾液検査です。唾液成分を分析することによって、ミュータンス連鎖球菌やラクトバチラス菌の活動量、唾液分泌速度や唾液緩衝性を評価できます。
このデータによって、むし歯になりやすい口内環境かどうかを判断することが可能です。何が原因でむし歯になる可能性が高いのかを把握できますので、今後有効となる治療方針や予防方針を見極めることができます。

歯周病が進行するとどうなる?

  • 第一段階
    歯肉炎

    歯周病の症状としてもっとも最初に現れるのが歯肉炎です。歯茎が炎症を起こして腫れている状態ですが、この段階なら簡単に治療できます。ご自身では歯磨きを、クリニックでは歯石除去を行うだけでも回復させることが可能です。しかし、歯肉炎を放置していると第二段階の「軽度歯周炎」に進行し、症状が悪化します。可能な限り歯肉炎の段階で対策を打ち、歯周病の芽を摘み取ることが大切です。

  • 第二段階
    軽度歯周炎

    症状は歯周炎とほぼ変わりませんが、重症化する一歩前の段階であり警戒が必要です。症状が進行すると歯磨きの際に出血することがあり、そこで歯周病に気付くという方もおられます。歯磨きだけで改善させることは難しいため、クリニックで歯周ポケットの歯石・歯垢の除去(ルートプレーニング)を行いましょう。

  • 第三段階
    中等度歯周炎

    歯肉が腫れ、紫がかった色に変わります。この段階では歯槽骨の1/3以上が溶け、口臭が強くなることも特徴的です。治療には、歯周外科手術が必要なこともあります。

  • 第四段階
    重度歯周炎

    触っただけでも揺れを感じるほど歯がグラつき、食事中などの軽いはずみで歯が抜け落ちてしまう状態です。歯茎そのものの状態が悪いため、その他の歯も抜け落ちるリスクがあります。口臭はさらに強まり、膿が出ることもある点が特徴的です。

歯周病と全身疾患の深い関係とは

歯周病による代表的なトラブルは歯の脱落ですが、歯周病は口腔内のみならず全身疾患を引き起こします。
以下のような病気から身を守るためにも、歯周病を早期発見・早期治療することが大切です。

糖尿病

歯周病と糖尿病は連動しやすく、それぞれの症状の発症や進行を誘発するとされています。歯周病を治療することで、糖尿病の症状を改善させられるケースも少なくありません。

誤嚥(ごえん)性肺炎

誤嚥(誤って飲み物や食べ物を飲み込むこと)が原因で歯周病菌が肺に回り、誤嚥性肺炎を引き起こします。高齢者や基礎疾患を持つ方は特に注意すべき問題です。

心疾患

歯周病菌が血管に侵入すると、血栓を生み出しやすくなります。これが原因で動脈硬化、心筋梗塞等が起こるのです。

脳梗塞

心疾患と同じメカニズムで血栓が脳にできると、脳梗塞を引き起こします。

早産・低体重児出産

歯周病菌は子宮をも侵し、早産や低体重児出産にも、歯周病が関与するとされます。

メタボリック・シンドローム

メタボリックシンドロームの判定基準には血糖値が用いられますが、歯周病菌による毒素はその血糖値を上昇させます。

当院の歯周病の主な治療法

スケーリング

比較的軽度な症状の場合に行う治療です。「スケーラー」という器具を用いて、歯磨きでは落とせない歯石や歯垢を除去します。

レーザー治療

歯と歯茎の間の「歯周ポケット」と呼ばれる場所の歯垢を放置すると、知らぬ間に歯周ポケットが深くなり、重い歯周病の元になります。この歯周ポケットに向けてレーザー照射をすることで、患部の細菌を消毒することが可能です。
消毒と同時に、歯茎に溜まった膿を出し切り、状態の良くない肉芽を除去する効果を発揮することに加えて、血流を促進することもレーザー治療のメリットです。治療期間と回数には個人差が生じることには注意すべきですが、健康的で引き締まった歯茎へと生まれ変わる治療になります。

ホームケア

自宅で治療を継続することも大切です。当院では3DSや除菌水、サプリメント等を使ったホームケアをご提案しています。

歯周病治療のよくある質問

Q

どのような人が歯周病になりやすいのでしょうか?

A

歯磨きの磨き残しがある人や、喫煙をする人です。
「歯並びの悪さ」も一因になりますが、これも歯磨きしにくい歯並びであることが原因で歯周病を招いています。

Q

歯磨きだけで治すことはできないのでしょうか?

A

初期段階であれば、当院の指導に沿った歯磨きを行っていただくことで改善が可能です。

Q

歯石を取ったら歯がしみます。どうすれば良いでしょうか?

A

基本的には一時的な問題で終わりますが、知覚過敏に効くお薬で処置することもできます。
歯がしみる原因は、それまで歯石の陰に隠されていた歯茎が露出するためです。

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