当院について

私たちは、むし歯や歯周病に対して治療することよりも、いかに予防するかということのほうが重要だと考えています。
予防するためにはまず、質の高い治療を行う必要があると思います。
ただ、どんなに技術的に高度な治療を行っても、それが長い間維持されなければ本当の意味での質の高い治療とはいえません。
長期間安定した状態を保つには、日々のお手入れと、歯科医院での定期的な検診が必要不可欠になってくると思います。
歯科で起こる病気の特徴として、多くの場合初期の段階では自覚症状がほとんどないということが挙げれます。つまり病気になっていても気づかないことが多いということです。自覚症状が出たときには、重症化していることも多々あります。

歯周病というのは実は、歯を失う原因のナンバー1なのです。
この病気の問題点は、むし歯以上に自覚症状が出にくいということです。しかも見ただけではわかりにくいケースも多々あります。よくある自覚症状としては、歯ぐきが腫れる、歯ぐきから出血する、歯がぐらぐらする、口の中で嫌な味や口臭がするなどが挙げられます。
これらの自覚症状のうち、歯ぐきの腫れ、歯のぐらつきは病状の進行を疑わせます。
重要なのは、どのようにして病気を発見し、病状を把握するかということです。
そこでX線と歯周組織の検査をすることにより、まずは病状を把握し、それに対する改善策と予防策を立てます。そして、計画的にそれらを平行して行っていくことで、これ以上の病状の進行を防ぎます。
改善した後は、その状態を維持するために、メンテナンスまたは定期検診を行って、なんでもおいしく食べられる、健康的な生活を送りましょう。