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SURGERY

歯科口腔外科

歯科口腔外科とは

歯科口腔外科では、口腔内や顎に起こる病気の診断と治療全般を行います。たとえば顎骨炎や口内炎、顎関節症、神経痛、舌癌・歯肉癌、口腔心身症といった治療を行うのが歯科口腔外科です。
歯科口腔外科という診療科は、このように顎・口腔に起こるさまざまな病気の診断を下し、治療をする科でもあります。
これらの重い病気や症状以外でも、顎骨の中に埋まってしまって切除できない親知らずを抜いたり、口の中のできものを切除したりといった治療も行います。当院では保険診療の範囲内で行える治療を基本にしており、レーザー治療も含めながら、病気や症状に応じてさまざまな治療法のご提案が可能です。

親知らずの抜歯

親知らずは歯ブラシが届きにくいためむし歯になりやすく、嚙み合わせにも影響が出るため、抜歯して治療しなければなりません。抜歯というと強い恐怖心を感じられるかもしれませんが、当院では痛みやダメージがなるべく軽く済むように、下顎の親知らずの場合は30~40分程度で手早く抜歯を行います。抜歯が大変な治療であることは間違いなく、特に親知らずの抜歯は一筋縄にはいきません。当院ではご不安が完全になくなるまでカウンセリングを行い、ご納得いただいた上で治療に取り掛かりますので、安心して治療をお任せください。

親知らずは抜いたほうが良い?

親知らずは複雑な生え方をすることが多く、痛みや腫れを伴うことがほとんどです。前述したようにむし歯リスクも高く、咬み合わせにも悪影響を与えますので、これらの症状にお心当たりがあるという方には特に速やかな受診をおすすめします。
女性の場合は、妊娠中に親知らずが痛み始めると、麻酔を利用できずに抜歯による治療が困難になります。痛み止めを利用することすらままならなくなってしまいますので、妊娠前にあらかじめ抜歯しておくとよいでしょう。

顎関節症

原因はケースによって異なりますが、顎がカクカクと鳴ったり、痛んで口を開けられなくなったりといった症状を総称して顎関節症といいます。悪化すると肩こり、頭痛、難聴、めまい、食欲不振といった症状が現れ、日常生活にも支障をきたす重大な問題です。
生活習慣によって症状が引き起こされることが多いため、歯ぎしりや偏咀嚼を改善させるセルフケアが治療の中心になります。それだけでは改善できない場合、投薬療法を用いたり、嚙み合わせを矯正したり、内視鏡を使った外科手術を行ったりして治療します。

顎関節症の原因

顎関節症の原因として考えられる問題はとても多く、なおかつ複数の要因が合わさって顎関節症につながる場合が目立ちます。顎関節症の原因と考えられる問題を、これから1つずつご紹介します。

咬み合わせの乱れ

咬み合わせが乱れると、普段の食事においても顎への負担が強まります。これが原因で顎の関節部分にある軟骨がずれ、顎関節症を発症するケースは少なくありません。

TCH(歯列接触癖)

通常、上の歯と下の歯が接触する瞬間は、食事をしているときや会話をしているときに限定されます。しかし、何もしていないときにも上下の歯を接触させているという方もおり、これを歯列接触癖(TCH)と読んでいます。
上下の歯が触れているときは、必然的に口が閉じている状態です。この際に咀嚼筋が働くのですが、咀嚼筋が活動する時間が長ければ長いほど咀嚼筋が疲労し、顎関節も疲れさせてしまいます。さらに血流が低下することもマイナスに作用し、これが原因で痛みに敏感になり、顎関節症を誘発するのです。無意識に上下の歯が接触している自覚がある場合、要注意と捉えなければなりません。

歯ぎしり、噛みしめなどの癖

歯ぎしりや噛みしめが癖として染み付いていると、顎に本来ならばかからない圧力がかかります。その圧力に耐え切れず、顎関節症を発症するのです。

ストレス(緊張)

普段の暮らしの中で感じるストレスも顎関節症の原因の1つです。
過度のストレスや緊張によって歯を食いしばったり、歯ぎしりを起こしたりすることがあり、これが顎関節症につながってしまいます。

顎関節症の治療

顎関節症を完治させることは困難です。ただし、症状を和らげて改善させることはできます。そのために打てる対策は多いため、根気強く治療を続けましょう。

マウスピース

顎関節症の治療には「スプリント」という特注のマウスピースを用います。患者さんの口の形に合わせたマウスピースを作製し、着用することで、顎関節症の直接的な原因となる歯ぎしりや食いしばりを予防・改善するのです。
スプリントは就寝中に着用するだけで効果を発揮しますので、外出中の見た目に影響が出ることはありません。正しく装着することで、顎関節症の改善のほかに、顎の骨や筋肉にかかる負担そのものを軽減させられることもメリットです。

咬み合わせの調整

正しく咬み合わせができるように調整するだけでも、症状の改善や予防につなげることができます。

ドライマウス

加齢や唾液腺疾患(シェーグレン症候群)・全身疾患・ストレス・生活習慣・更年期などによって唾液の分泌量が減少することがあります。これらの原因で口の中が乾きやすくなる症状がドライマウス(口腔乾燥症)です。
ドライマウスを発症すると、口の乾きによる不快感で就寝中に何度も目が覚めてしまったり、食事のしにくさを招いたり、味覚に異常が出たりします。さらに舌の痛み、むし歯・歯周病といった問題が引き起こされることも珍しくありません。こういった症状により、ゆくゆくは誤嚥性肺炎や心疾患・脳梗塞といった病気を誘発させる可能性もあります。単なる口の渇きという問題だけでは済まず、場合によっては命に係わる問題を引き起こすケースも見受けられますので、早期段階で適切な治療が必要です。

ドライマウスの原因

ストレスなどの心的な原因

ストレス社会で戦う現代人は、心的要因でドライマウスを発症させています。ストレスを感じやすい人は、そうでない人と比較して唾液の分泌量が低下し、水分が不足することによってドライマウスを引き起こしてしまうのです。口の渇きとストレスの両方に自覚症状がある場合は、まずストレスを発散させる方法を考えましょう。ストレスの解消には血行促進が有効ですので、ストレッチや深呼吸といった行動で体内環境を改善させることがおすすめです。

アルコールやタバコ

飲酒は脱水症状を招くため、過度なアルコールの摂取がドライマウスを引き起こすことがあります。また、喫煙は唾液分泌量を低下させる作用を持っており、これもドライマウスの原因です。お酒とタバコの量を減らすだけでも症状を改善させられますので、生活習慣を見直して様子を見てみましょう。

噛む力の低下

現代人は咀嚼力が低下している人が多いとされており、顎の筋肉を十分に使い切ることができていません。唾液は咀嚼によって分泌されるものでもありますので、咀嚼が不足した結果として唾液まで不足するという悪循環に陥ります。これがドライマウスの引き金になることがあるのです。

無意識な口呼吸

無意識のうちに口呼吸を繰り返すことも、ドライマウスの原因の1つです。口呼吸をしている間は口が開き、乾燥によって口内の水分が奪われてしまいます。口呼吸の自覚があるという方は、ドライマウスに警戒しなければなりません。
特に鼻炎や鼻詰まり、花粉症にお悩みの方の場合、口呼吸の頻度が増える傾向にあります。これらの諸症状をお持ちの方は、特にドライマウスに注意し、鼻呼吸を意識することがおすすめです。

ドライマウスの検査について

ドライマウスの検査では、まず問診を実施し、その後に「唾液量の測定」「涙液量検査(シルマーテスト)」「血液検査」「病理検査」を行います。基礎疾患がドライマウスの原因となるケースもありますので、状況に応じて内科や眼科とも連携を取りながら治療を進めます。
ドライマウスの症状には「味覚異常」「舌痛症」といった症状を伴うこともありますが、これらの症状はその他の病気が起因となることも少なくありません。そのため、何が口腔内に異常を引き起こしているのか、あらゆる角度から検査・検証しなければならないのです。診断がドライマウスで確定した場合は、口腔ケアや口腔内の保湿、唾液分泌を促進するサプリメントの服用、口腔機能訓練、レーザー治療、高周波治療等を実施します。ビタミンやミネラル、タンパク質の不足でドライマウスになる場合も認められますので、健康状態のチェックも歯科医にお任せくださいませ。

レーザー治療

歯医者の治療には「痛い」という先入観があるかもしれません。しかし、レーザー治療には強い痛みを伴う抜歯や削るといった治療が必要なく、痛みやダメージを低減させた治療が可能です。レーザー治療は、歯茎の腫れを抑えるといった歯周病に関連する治療や、ホワイトニングの処置において多用される治療法であり、むし歯を防ぎやすくする効果や傷の治りを早める効果が認められています。

知覚過敏の処置

冷たいものを口の中に入れると痛みを感じる、といった症状を引き起こす知覚過敏は、歯茎が退縮して刺激に敏感になることで起こります。レーザーには組織を再生する力が秘められており、レーザー照射によって歯の表面に薄い膜を設け、知覚過敏の改善を目指すことが可能です。さらに、歯質の表面にレーザーを照射して強化することもできるため、知覚過敏による自覚症状が徐々に収まっていきます。

口内炎の処置

組織の改善を促すレーザーの力を使い、口内炎からの回復を早めることもできます。口内炎の粘膜や舌そのものにレーザー照射を行うことで、痛みを軽減させることが可能です。入れ歯が合わずに口腔内に傷が付いたというケースや、誤って口内を噛んでしまった場合も、早期に対処することで痛みが和らぎます。

メラニン除去

歯茎の色が健康なピンク色からくすんだような色に変わり、気になっているという方も多いのではないでしょうか。この原因はメラニン色素の沈着にあります。レーザー治療はメラニンを除去する効果も持ち合わせていますので、気になる部分に照射することで健康的な歯茎を取り戻せます。

創傷の治癒の促進、炎症を抑える

前述したようにレーザー照射には傷の治癒を促進する効果があり、外科手術後などに併用すると効果的です。また、抗炎症作用も認められています。炎症によって親知らずなどが腫れた場合、レーザー照射を行うことで症状の改善を早めることが可能です。

口腔外科のよくある質問

Q

口を開くと痛みがあって大きく開きません。顎関節症でしょうか?

A

顎関節症の可能性もありますが、どの箇所が痛むのかを正確に検査してからでなければ結論を出すことができません。
親知らずが原因になるケースや、顎に顎関節症以外の病気が潜んでいるケースもありますので、歯科の受診をおすすめします。

Q

親知らずが斜めに出てきています。抜歯した方が良いでしょうか?

A

抜歯が必要な状態です。
そのまま放置していると、親知らずやその周辺の歯がむし歯になる確率が上がり、歯茎が炎症を起こす可能性もあります。

Q

外傷で抜けた歯は保存しておくべきですか?

A

受傷から1時間以内に治療ができれば、歯を元に戻せる可能性があります。
洗浄は不要ですので、歯を牛乳か生理食塩水に浸して、なるべく早くご来院ください。

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